軟水と硬水って?

水は、大きく分けると、軟水と硬水に分けることができます。そして、市販されているミネラルウォーターにも、軟水と硬水とがあります。軟水とはミネラル分の少ない軟らかい水のことで、硬水とはミネラル分の多い硬い水のことをいいます。

軟水と硬水とでは、その味にも違いがあり、料理や飲み物によっても、どんな水を使ったかによって、出来上がりの味に差が生まれます。硬水か軟水かは、水の中に含まれているカルシウムやグネシウム、ナトリウム、鉄、マンガンなどのミネラル分のうち、カルシウムとマグネシウムの合計含有量によります。

これらの成分が多いものを硬水、少ないものを軟水としています。そして、カルシウムの量よりマグネシウムが多いと水の味は美味しくなり、反対だと苦味を感じるようになります。つまり、水中のカルシウムとマグネシウム量の比率が、水の味を決めているのです。

例えば、紅茶大国であるイギリスの水は硬水ですが、日本の水は軟水なので、同じ茶葉で紅茶を入れても、色も味も全く異なるものとなります。硬水は、紅茶の美味しさの元ともいわれているタンニンが溶け出るのを妨げるため、どうしても黒みを帯びた紅茶になってしまいます。

イギリスでミルクティーが愛されているのは、この黒味を帯びた紅茶をカバーするためだという説もあります。また、コーヒーの場合は、硬水よりも軟水のほうが苦みや風味が強く出ます。これは、個人の好みにもよりますが、コーヒーのまろやかな味を楽しみたい方は、コーヒーには硬水を使用するとよいでしょう。