水道水は安全か?

私達の家に届けられる水道水の約7割は、川や湖などが水源とされています。しかし、その川や湖の水は、我々人間が生み出した様々な化学物質に汚染されつつあります。そのため、この水を家庭に届けられる飲み水にするためには、きちんと消毒をした上で、安全な水にする必要があります。

この水の消毒に用いられるのが塩素です。まず、水源から取り入れられた水は、浄水処理施設で塩素消毒され、水道管を通って、それぞれの家庭まで届けられています。水道水の水質に関しては、国の法令に基づいた水質検査のもとに管理され、その安全性が確認されています。

しかし、水道の蛇口をひねると、水の臭いが気になることがあります。この水の臭いの元となっているのが、消毒に用いられている塩素などです。この臭いの元となっているのは、残留塩素の臭いであることもあるのですが、塩素が他の物質と反応して生じる物質から発生しているものであることもあります。そして、この水道水の気になる臭いは、季節によっても、都道府県によっても差があるため、水道水の安全性を疑問視する声も多く聞かれます。

また、残留塩素だけでなく、家に届くまでの過程にも問題があるという声も聞かれます。例えば、マンションなどの集合住宅の水道水は、運ばれてきた水がいったん貯水タンクに溜められますが、この貯水タンクの管理状態も問題となっています。

また、家庭の蛇口に届くまでの水の通り道である配管、水道管などの衛生状態によっては、錆や汚れが生じることがあり、結果、有毒成分が発生し、水道水に危険物質が混ざるという可能性もあります。

水は、私達が生きていく上で必要不可欠なもので、毎日体に取り入れるものです。そのため、長い目で見ると、水の臭いがするというだけでなく、浄水場で塩素殺菌を行う際に発生する発ガン性物質であるトリハロメタンが体内に溜まってしまい、健康を損なうという可能性も否定できません。

このように、水道水に対して不安を抱いている人も多く、その結果、浄水器やウォーターサーバーなどが一般家庭にも普及してきているものと思われます。